「気になる本」というメールです。
				
					 先日、新聞の広告で気になる本を見つけたので、ゲットしてみました。
					 「糖尿病は動脈硬化を治療すれば治る」です。
					 滋賀県で耳鼻科のクリニックを開業されている土田博夫先生の著書です。
					 LDLコレステロール値を80、血糖値を120以下とする基準値を独自に見い出し、耳鼻科の領域である目眩や難聴だけでなく、種々の疾患の改善を可能にする治療法を紹介しておられます。
					 それは大きな血管に起こる障害の前駆症状に、毛細血管における血行障害があり、その血行障害が多種の疾病として表出するというわけです。
					 血糖値の管理は、糖質制限が基本となるのはよく理解できるところです。
					 ただし、それに合わせて血管治療を併行させないと、リスクは下がらないと注意喚起されておられます。
					 その指標が、LDLコレステロール値の80を維持ということのようです。
					 ちなみにコレステロール値は、スタンチンで下げると書いておられます。
					 素人ながら、病因の捉え方には大いに目を見開くことができ、大変に勉強になったのですが、よく理解できない点があります。
					 まず糖質制限をすると、LDLコレステロール値は自然に上がってしまうのでないかということです。
					 2017年2月16日の「ドクターシミズのひとりごと」に紹介されている数式をみるとよく分かります。
					 またこれまで出ている幾つかの本を読むと、スタンチンに対する評価は如何なものかというのが定説になっていると思い込んでいましたが、それを使うことはどうなのか。
					 ちょうど、2020年2月4日の「ナカムラクリニック 院長ブログ」の「真菌、コレステロール、癌」でもスタンチンに対する強い警鐘がなされています。
					 ただ繰り返しになりますが、大きな可能性を持つ臨床結果だと思われます。
					 是非とも皆さんで読んでいただき、ご意見をいただければと思い紹介させていただきました。
					
						
					
				
			この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new _2020-02.htm#0205-6